特定非営利活動法人 いわてエデュケーションmixture

プロジェクト概要

「語り・継ぎトランプ」は、岩手の復興教育を身近に楽しみながら学び、深く考えるために開発された当法人オリジナルの教育ツールです。

すでに県内5〜6校での出前授業・実践実績があり、子どもたちや教員の皆様から「遊び×学びの効果が大きい」「家庭でもやりたい」と大変好評をいただいております。
いわての復興教育が大切にする3つの学びである「いきる・かかわる・そなえる」をトランプの要素として盛り込み、ただ遊ぶだけではない深い学びを提供します。
教育現場だけでなく、ご家庭でも日常的に防災について話し合うきっかけとなるよう、製品版の展開に向けた企画を進めております。

QRコードで広がる学び

各カードにQRコードを印刷。スマホやタブレットで読み込むと、復興教育関連のサイトへアクセスしすぐに調べ学習ができます。

育てる教材

デジタル版(PowerPoint形式)も用意し、各家庭や地域の事情に合わせてカードを改変し、独自の「地域版」を作成可能です。

多様な使い方

かるたと違い、年齢やシチュエーションに応じた多種多様な使い方が可能。「遊び」から「課題解決」まで幅広く対応します。

年齢別の活用イメージ

学校はもちろん、家庭での親子活動や自由研究など、成長に合わせて長くご活用いただけます。

小学校低学年(1-3年)向け

カードのイラストを見て話し合ったり、七並べなどの簡単なカードゲームを通じて防災の言葉に親しみます。先生や保護者がQRコードの内容を紹介する形で学びを深めます。

小学校高学年(4-6年)向け

グループでの調べ学習のツールとして、QRコードから自ら情報収集を行います。「防災かるた」風のゲームや、自分たちでトランプの新しい使い方を考える探究活動にも適しています。

中学生以上向け

より高度な課題解決型学習(PBL)の活動や、ディベート・プレゼンテーションのための資料・補助ツールとして活用し、防災・減災について深く考察します。

ご家庭での活用

付属の「書き込み用カード」に家庭の避難場所やルールを書き込むことで、親子で防災について対話するきっかけになります。また、夏休みの自由研究のテーマ探しとしても最適です。

制作者の想い

「語り・継ぎトランプ」制作者

自分は大槌町のある小学校で被災しました。震災5年目に内陸に転勤し、体験したことを色々な場所で色々な方法で伝えてきました。

震災から15年という時間がたった今も「語り継がなければ」という気持ちは変わりませんが、時間の経過による記憶の風化の力は思っていたよりも強く、被災した自分でさえ思い出す回数も減ってしまったように感じています。そして、その事実に気づくたび、失ってしまった大切な人や場所が思い出され、焦りや、自分に対する憤りの感情、同時にどこか諦めのような気持ちも持つようになっていました。

そのような時に大学院で学ばせていただく機会を得て、この授業でさまざまな地域や学校、教育行政や科学的な知見など様々な立場や視点から震災について学び直し、再び「語り継ぐ」ことへの思いが強くなりました。

そしてどうしたら語り継げるのか、これからの岩手を創っていく子どもたちに何をどのように伝えたらよいのかを改めて考えはじめたとき、大学院の学びの中で「語り継ぐ」ではなく「語り」を「継ぐ」という言葉に出会いました。この「語り」を「継ぐ」という想いが、「語り・継ぎトランプ」という名称の「・」に表現されています。この言葉を聞いたとき、これまでもっていた「自分が語る」という使命感や重圧が少し軽くなったように感じました。

そうなると不思議と「継ぎ」たい「語り」がたくさん出てきました。自分が体験したことだけでなく、聞いたこと、学んだこと、仲間と共有した知識や思いなど全てが「語り」だと捉えることができるようになりました。

そこで「語り」を「継ぐ」ための1つのツールとしてトランプという形にたどり着きました。このことを仲間に伝えるとみな賛同してくれ、形にすることができました。今日を迎えるまでトランプの内容は何度も変更・修正を重ねてきました。小・中・高・特別支援という様々な校種で構成されたこのチーム全員で、どのコンテンツにするか、言葉はどうするのか、「いきる、かかわる、そなえる」のどの価値に対応させるかなど多くの時間をかけて話し合いました。自分達でも現在のものが第何版であるか分からない程です。

そして、ある時、仲間と話し合いながら、変更修正を繰り返すうちに、この作業自体が我々の考える「いわての復興教育」の一つの形であり、子どもたちに、大人に、先生方に語り継ぐべき価値がある事だと気づきました。

実際にトランプを使用してもらうと気づかれると思いますが、このトランプにはまだまだ改良の余地が多く残っています。私たち自身もこのトランプは現時点での「語り・継ぎ」トランプであり、最終版とは考えていません。もしかしたらずっと完成しないものなのかもしれません。でも、そのずっと完成しないことにこのトランプの本当の価値があるのではないかとも考えています。

まずはトランプで遊ぶことから始め、トランプの中に込められた「語り」に触れながら「いわての復興」について話し合ってもらえたらと思います。そして、その後、各学校や地域、各家庭などそれぞれの環境、時代、社会に応じてずっと完成しない「語り・継ぎ」トランプづくりに取り組んでもらえたら、われわれチーム一同心からうれしく思います。

予約販売・お問い合わせ

現在準備を進めております。
個人・ご家庭向けはもちろん、学校・団体様向けのセット導入、また本プロジェクトにご協賛いただける企業様も募集しております。
※基本セット内容(予定):完成版トランプ、書き込み用カード、使い方ガイド等

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※予約販売サイトが開設され次第、こちらでご案内いたします。

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